一瞬の判断もあながち間違っちゃいない

単純なことならむしろあたってることのほうが多い。
http://www.japanjournals.com/dailynews/070620/news070620_3.html

6/20 一瞬の判断が最良の決断!――考える時間が長いほど、よい決断ができるとは限らない
物事の判断にはじっくりと時間をかけるほうがよいというのが一般的な考えだが、実は時間をかければかけるほど、自分が本能的によいと思っていることよりも理性的な思考が優先され、最終的には誤ったり、満足のいく結果が得られなかったりすることも少なくないという研究結果が報告された。

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者チームが、人間の脳の「無意識」と「意識」がどう機能するかを調べるために行った実験では、10人の被験者に650組のシンボルを見せ、このうち上下が逆さになっている1組を指摘してもらった結果、一瞬の判断時間しか与えられなかった時では正答率が95%であった一方、判断時間が1秒以上長い時ではその正答率は70%に下がってしまったという。

研究チームを率いた心理学部リー・シャオピン博士は、一瞬で判断した場合のほうが正答率が高かった理由として、物が上下逆さまになっているなどの視覚的相違は本能のほうがより正確に認識できるためと分析。しかし、時間が経つにつれて本能的認識よりも合理的な思考が脳の働きを支配し始め、例えば上下逆さまのリンゴを見ても、「リンゴはリンゴで、結局同じもの」と理性的に考えるようになり、本能による認識を無視してしまうようになると指摘。自分が本当に求めているものを判断したい時は、一瞬の直感が最も信頼できると話しているという。

パッと見て、それが気に入ったら買えばいい。